このレビューはネタバレを含みます
2025/04/04 TOHOシネマズ池袋
面白さ:5,好き度:5,物語:5,キャラクター:5,脚本・構成:5,演技・演出:5,映像・撮影・美術:4,編集・アクション:4,音楽・音響:3,革新性:5,合計:46
描かれる山田くんの二つの恋、どちらも年間ベスト級の素晴らしさだった。
茜の恋敵となる椿さんの告白、その後お断りをする山田くん、フられて立ち去る椿さんと、展開・台詞・カメラワーク全てが神がかっている。
そして、主役である山田くんと茜。もじもじと互いに想いを引き出し合いながら告白する二人も素晴らしい。
「バレたか…」とバレバレな山田くんが、夢ではないとかっこよく話し、翌朝茜が電話を待機し即受話して暗転という流れが完璧!!
モテるのに恋愛に関心を持たない山田くん、年下の山田くんに惹かれていく茜という二人のキャラクターも非常に魅力的。
現実のように双方向にやりとりするゲームと、ゲームの演出を取り入れた現実と、立体的な展開で二人が出会い距離を詰めていく脚本も上手い。
道中キャラクターを取り残さない展開が素晴らしく、エンドロール後にお互いにキスして締まるというのも現代的で誠実。
