なりかけゾンビ

遊星よりの物体Xのなりかけゾンビのレビュー・感想・評価

遊星よりの物体X(1951年製作の映画)
3.6
展開が早くて、スタントも派手!『THE THING』オリジナル版


内容
北極に謎の飛行物体が墜落。アメリカの兵士たちは中にいた〝何か〟を凍ったまま基地につれ帰るがその〝何か〟はまだ生きていた!


短編小説『影が行く』の映画化であり
みんな大好き『遊星からの物体X』のオリジナル映画



遊星からの物体Xのオープニングで焼けて文字が浮かび上がる演出はこのオリジナル版のオマージュだったのねw
これだけでも観る価値ある!


今作の怪物は銃弾が効かなく、再生でき、血液を栄養に成長するという内容で
みんなが知ってる誰かや何かに擬態することは無い


けれども犬は投げ飛ばすし、人を吊るし上げて喉元を切るし(これは流石に映像無し)かなり野蛮!
そのうえ温室から侵入したり、灯油を抜いたりと知的に人間達を追い詰めていく様子が面白かった!


狭い基地の中で20人位の大人たちが怯えながらぞろぞろ移動しているだけでもワクワクするwwww


しかも対決シーンでは
火炎瓶を直接投げつけ、もちろん怪物は燃えてるし、俳優達のすぐ側のセットも燃え盛っているめちゃくちゃ危険なシーンが‼️www
今だと絶対CGじゃなきゃ撮れない画



基本のらりくらりで刺激の少ない作品が多い50年代の映画で、こんなにスリルを感じたのは初めてかもしれない!!
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