なりかけゾンビ

Dear フランキーのなりかけゾンビのレビュー・感想・評価

Dear フランキー(2004年製作の映画)
3.8
優しさからついた辛い嘘から始まる人間ドラマが素敵な映画


内容
息子と母親と暮らすシングルマザーのリジーは息子に「父親は大型船アクラ号で世界を旅している」と嘘をついていた。そんなある日、住んでいた港町にアクラ号が寄港することとなってしまった。



優しさからついた嘘ほど、見ていて辛いものってないよね、、、
この作品も素敵なエンディングを迎えるからとても好きになったんだけど
大人たちが目配せで男の子に嘘をつき続ける、そんなシーンが続いて、何者かに心臓を握られてるような苦しさがあって辛かった…

しかもこのスコットランド🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿の田舎町という物悲しく寒々とした風景と相まって、より辛い😭




そんな状況でも、水辺を走ったり、草むらに座って港を眺めたりそういった何気ないシーンの描き方から
よそよそしい優しさだけじゃなくて真っ直ぐな愛が滲み出ていて好きだった



あと革ジャン着た控えめでいかつくて優しい男を演じたジェラルド・バトラーがめちゃくちゃかっこいい!!!
いい話なんだけれども、それ以上に彼に目が行ってしまう


やっぱりこういう堅気な男性が好き!
自分は喋りたい時にベラベラ話続けちゃうからな〜
憧れるんだけど、自分の性格から決してなれないであろう男性像
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