このレビューはネタバレを含みます
2025/03/15鑑賞。
第20回大阪アジアン映画祭2025にて。
障害者の性、寝たきりの人の喫煙、生活保護、性暴力と、
目を逸らしてはいけないテーマを取り扱った点では意義のあるものだとは思うけど、上手く消化できてない感じ。
お父ちゃんは2階で何が起きたか知ってるくせに結局また娘に性の介助をお願いしてくるし、
娘は生活保護受ける前に必要な支援がありそうだけど、そこよりも本人の努力不足に見えるようになっちゃってるし、
ケースワーカーはなかなか生活保護を取らせてくれないステレオタイプ的な人にしながら、結局生活保護を条件に体の関係を迫るクズだし。
それぞれが「結局こいつがクソなだけやん」に帰結するのが本当に残念。
問題を取り上げながら本質を語ってない。
「話せないヘルパー」という要素もあまりにも雑な使われ方。
『市子』の社会福祉士もそうなんだけど、周辺の掘り方が色々見てて残念。
インティマシーコーディネーターがきちんといたのが唯一の救い