シネフィル向けシネマ・エッセイ。フランス作品なので哲学的ですが、映画って何だろ?なぜ人の心を動かすんだろ?を追いつつ、私もなんで映画こんなに好きなんだっけ。と、振り返りながら見る事ができる。
作品だけを追うと内容が少し難しいけど、自分に照らし合わせて見る分にはとても良い。ヨーロッパ映画も含め世界各国の有名作品のシーンもたくさんでてきて嬉しくなる。
作品の中で、好きな映画は?どの席が好き?映画で泣いた事ある?なんてインタビューも。
好きな映画はたくさんあるけど、映画を好きになったのは小さい頃に見たジブリ、ドラえもん、スター・ウォーズやインディージョーンズやバック・トゥ・ザ・フューチャーの吹き替え、しんちゃんとかの影響が大きい。あの頃の作品はどれも質が良く、ただの子供向けではなくて世代を超えて楽しめる作品だった。そんな映画に触れられたのは大きかった。
私の小さい頃はシネコンがなかったのでドラえもん見るならあの映画館、コナンみるならあの映画館って感じだった。ドラえもんの頃は座席指定ではなかったので座れなかったら階段に座って見てた。ファントム・メナス見に行ったのも覚えてる。そういった思い出が今の私を作ってる。
映画で泣いた事…昔はなかったけど最近はストーリーが沁みすぎて泣く事多い。自分の経験と物語が近くなってきてる。若い頃は、映画はエンタメで別の世界だったけど、今は色んな意味で現実と近い。
その年相応の見方があるのだとしたらあと10年後私はどんな風に映画を楽しんでいるのだろうか。