メル

サンセット大通りのメルのレビュー・感想・評価

サンセット大通り(1950年製作の映画)
4.1
売れない脚本家と過去の栄光から抜け出せない年増の女優。
お金に困っている脚本家はサンセット大通りにある彼女の邸宅に居候していた。
そして、世間から忘れられた過去の女優ノーマは若い若い彼に恋をした。

時代の流れに置いて行かれたサイレント女優の映画界復帰への狂気にも似た執着心とハリウッドの裏側が描かれている。

実際のサイレント時代の女優グロリア・スワンソンの女優魂が凄い!

アカデミー脚本賞を受賞しているが台詞一つ一つが素晴らしい上に、ノーマの執事の存在が素晴らしいと思う。
人を愛するとはこうゆう事を言うのかも知れない。
バックミラーを覗きながら…「左のアイシャドーが少し濃すぎるようです」なんて言ってくれる執事は滅多に居ない。

若い頃のウイリアム・ホールデンは声も顔つきも何となくトム・ハンクスに似ている…と思ったのは多分私だけ(笑)
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