1945 年太平洋戦争末期――沖縄・伊江島で⽇本軍は⽶軍との激しい交戦の末に壊滅的な打撃を受けていた。宮崎から派兵された上官・⼭下⼀雄(堤 真⼀)、地元沖縄出⾝の新兵・安慶名セイジュン(⼭…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
戦争モノと言っても人の数だけ物語がある。
当たり前に食べる物があって、雨風を防げる家があることがどれだけ幸せなことか。こうやって生きた人たちがいて今があること、決して忘れてはいけないなと思う。
恐怖…
「故郷」が「戦場」になるということの恐怖、無力感、やるせなさ…色んな感情が詰め込まれていて苦しくなった。
彼らが終戦を知らずに過ごした2年間は決して可哀想なんかではなく、ある意味幸せだったのかもしれ…
ふるさとを想う気持ちが私にはわからなかったけど、私には帰る場所があるから、わからなかったんだと思い知らされた。
帰る場所を失う気持ちに少しでも触れられた。これは沖縄出身の監督だからこそなのだと思うし…