mikoyan358

暴力脱獄のmikoyan358のレビュー・感想・評価

暴力脱獄(1967年製作の映画)
3.0
2009/4/26鑑賞(鑑賞メーターより転載)
暴力もあるし脱獄もするが、全然「暴力脱獄」じゃない。主題にあるのは、刑務所に放り込まれながらも奔放で自分を決して失わず、捕まってもどんなにボコボコにされてもまた脱獄を繰り返し、それでいて涼しい笑顔でいるポール・ニューマン扮するルークの信念とそのカッコよさに尽きる。そのニヒルですかした感じ、何か形の無いものと闘うような姿、そして追い詰められ神に祈る姿、どれも本当にニューマンの個性とドンピシャリ重なって、男の自分でも鼻血が出そうなほどカッコいい。邦題で損しているが、60年代の香りがぎっしりつまった映画。
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