シンガポールを舞台にしたアクション作品
実にバリーウォンらしい作品だった
アランタムやアンディがダライラマ暗殺を目論む日本赤軍を止めるというあらすじだけでビックリな本作
それに加えて実在する役者の名前がポンポン出てくるのが実にバリーウォンらしい
それ自体はトンデモ日本っぽくていいんだけど、個人的に引っかかったのはシリアスとコメディのバランス
ゴッドギャンブラー完結編でもあったけど、基本コミカルなのに深刻なシーンがあまりにも深刻なので映画全体の雰囲気が暗くなってしまうという現象が本作でも起きてしまっていた
それに加えて深刻になっている原因がアンディとか曾志偉の身勝手な行動にあるので、登場人物のイメージもダウンしてしまっていた
アクションはド派手でボリューミー!
肉弾戦自体の量が少なくて、内容自体も割と大味なのは気になったけどそれ以外は満足
柯受良がアクション監督なだけあって、銃撃戦だけではなく爆発やカーチェイスなどにも満遍なく力が入っていて、ハリウッド的なアクションが好きな方は楽しめるものとなっている
好きな部分が結構あっただけに、もう少しお話をちゃんとしてほしかったなと感じた一本でした