LEE

つきせぬ想いのLEEのレビュー・感想・評価

つきせぬ想い(1993年製作の映画)
4.7
香港映画伝説のラブストーリーを鑑賞
噂以上の作品だった


本作を強引にジャンル分けするとすれば難病もの
でも個人的にはそんなジャンル分けをしたくないぐらい心に残る作品だった
理想を追い求めるが故に売れっ子歌手のカリーナラウと別れ貧しい暮らしを送るラウチンワン、そんな彼が一座で歌を唄い生計を立てている少女であるアニタユンと出会い…というストーリー


やはり本作の一番のキーはアニタユン!天真爛漫な彼女がラウチンワンだけではなく我々にも腐らずに一生懸命に生きる大切さを教えてくれる
そんな彼女とラウチンワンの関係性をコミカルに描いていくんだけど、そんな明るい彼女が難病を再発してしまう…みんなの太陽だったアニタユンが自暴自棄になってしまうのが見ていて本当に辛くて、シルヴィアチャン演じる女医の気持ちが痛いほど伝わってくる
しかしそんな彼女を支えるみんなの優しさ…そして最後迎える結末…


香港映画らしい明るさ(セッションするシーンは最高!)と香港映画らしからぬ抑えた感じのバランスが絶妙な大傑作
各国でリメイクされたのも納得
オススメ!!
LEE

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