#セッション デジタルリマスター版
いや、改めて絵に描いたようなハラスメントで、腹の底がギューとなるんだけど、そんな低俗な行為でも生ぬるい精神性でもないから目を背けれない。
フレッチャーの崇高な信念と狂気の手段に、挫折は疎か、安い優越感でも満たされない傲慢で利己的なアンドリューの鍔迫り合いは、共闘とも共犯とも呉越同舟とも言える奇縁。
もう言葉はいらない2人のラストシークエンスは、細胞を総動員しての全集中。
昂る鼓動によって、自分の心臓の形を認知するほどの感覚に、こちらまでその高みに弾かれたようだ。