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ミッドナイト・ランのohassyのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)
4.0
1988年公開。
無実の罪を着せられシカゴ警察を追われ、ロサンゼルスで逃亡犯に掛けられた懸賞金を稼ぐバウンディハンターとして生活するジャック(ロバート・デ・ニーロ)が、マフィアの金を盗んで賞金首となった会計士・デュークをつかまえ、送り届けようとする道中のドタバタを描くアクションコメディ。
監督は「ビバリーヒルズコップ」や「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」のマーティン・ブレスト。

次々に襲いかかる試練と邪魔者たちの手をすり抜けながら逃げ続ける2人は、騙し合い反目し合いながらも少しずつお互いのことをわかり合い、いつしかバディームービーのような味わいに。

吹替で観たのだけれど、デュークを演じる玄田哲章さんの飄々とした演技がとても良くて、物語が進むほどに愛らしくツボにハマっていく。川に落ちたところなどは声を出して笑ってしまった。

総じて軽快な語り口が心地よく、30年以上前の映画とは思えないほどのテンポ感。
ジャックの成長とストーリーラインが見事に調和し、全てのサブプロットが流れを阻害しない重要なピースとなって見事にハマる。
いつ見ても最高にクールで楽しい作品。
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