好きな映画を5本選べと言われたらこの映画が入ると思う。
中学の頃何故か体育の授業で見させられたのが初見だった。学校の先生に見させられる映画に対する警戒心が、見ていくうちにどんどん解けていって、夢中になってしまったのを覚えている。
中山美穂さんが亡くなった報を聞いて、久しぶりに視聴。ちょっとした仕草や、笑い方や、性格の全然違う二人をそれぞれに魅力的に演じられる姿は、何度見ても素敵だなぁと思う。
ラブストーリーではあるのだけど、作品全体に死の気配が色濃く漂っていて、それでいて重苦しいわけでもない不思議な明るさがある。
身近な人を亡くしても、忘れられなくても、残された人間はそれでも思い出話をしながら日常を生きていく。そんな寂しくて美しい明るさが物語を照らしているのが好きだ。
それにしても藤井樹、ひどい男だな
拝啓、藤井樹様
お元気ですか
私は元気です