八瀬さんの映画レビュー・感想・評価

八瀬

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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.7

ずっと見そびれていたけどネトフリ版を見たので流れでこちらも視聴。こっちはこっちで原作愛(原作読んだことないけど)を感じる良い実写化だったと思う。原作ファンの人が見て日本版とフランス版どちらが原作イメー>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.7

原作もアニメも見たことがない、主人公の名前と女好きな性格くらいしか知らない状態で見たけど、原作愛に溢れているのだろうなというのがわからなくても伝わってくる一本だった。

鈴木亮平が出ている作品をあまり
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貞子DX(2022年製作の映画)

3.4

最恐のJホラーとして輝いていたリングも、本数が増え貞子のキャラクターが一人歩きし始めると恐怖は薄められていく。もはやコメディ寄りのキャラクターにすらなってしまった貞子というコンテンツを結構かなり真面目>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

満足です。
久しぶりにこんなにバカで都合が良くてガバガバなのに見終わって満足感を得られる映画を見た気がする。楽しかった。

何もない。ただ地球上の小さき人類が懸命に作り上げた建造物を巨大生物たちが豪快
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

公開当初に「タイムスリップもの」と聞いていたような気がする。途中まで「いつ世界が交わるんだ???」と思って見ていたけど、「そういうことか!?」とわかった瞬間に起こっていることのおぞましさが更に迫ってき>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

どうしてこんなにも理不尽なのだろう、この国は
どうやって暮らしていけと言うのだろう。

見ている間ずっと苦しかった。聡太のような優しさをみんなが持っていたら良いのに。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.3

もし、何かが違っていたら。あの時会いに行っていたら。

最近見た公開作の中で見た後の余韻がダントツにすごい。物凄く良かった。見てからずっと心の深いところを支配されているような、ぎゅっと締め付けられてい
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

ずっと見よう見ようと思って見そびれていたけど面白かった。
フォードvsフェラーリというよりは、フォードvsフォードでは?という、こういう映画によくあるクソみたいなお偉いさんによるクソみたいな無理解と妨
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暗殺の森(1970年製作の映画)

3.6

どのカットもものすごく美しく考えられて決まっていることは見ていてわかったけど、残念ながら自分の知識や感性が足りていないようでそれ以外のことはよくわからなかった。
ダンスのシーンが特に印象的だったけど、
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.5

おもっしろ!!
有名だけどタイトルを知っているくらいでどんな内容かもいつの映画かも全く知らなかった。白黒の、こんなに昔の、しかもただ一室で12人の男たちが被告が無罪か有罪か話し合って決めるだけ、それだ
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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

3.9

誰にだってオペラのような人生がある。

予告から想像していた話と少し違ったので(というか、子どもたちの情報が全くなかったので)少し予想外だった。
ピーターディンクレイジもアンハサウェイも好きなので楽し
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.6

まるで髪の毛の一本一本まで乱れがないかのようなオスカーアイザックの抑制された色気と演技が凄かった。
ギャンブラーの話かなと思っていたけど、突然挟まれる歪んだレンズの映像越しに映し出される光景が、異様さ
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.2

だって、僕がいなきゃその音は存在しない

とても小さくて、とても深い。
可愛さと癒しの塊のような貝のマルセル。こんな世界の見方があったんだ、と思える、生活の隅々に彼らを探してしまいそうなきらきらした優
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聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

3.3

原作未読。どこまで原作に沿っているのかも全くわからないけど結構違う感じなのだろうか?
かなり無茶苦茶な話だったけど、新田真剣佑を楽しむのなら良いのでは。
マークダカスコスが良かった。

クローゼット(2020年製作の映画)

3.5

どこの国でも、親の都合や身勝手さによって惨い仕打ちを受ける子どもがいるのは同じなのだな、というのがやるせない。
一方でシングルファザーとなってしまい、頼る人もおらず、仕事にも支障が出てどうにかしたいの
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

フルスクリーンのIMAXで見た方が良かった。
ドルビーで見たので音は素晴らしかったけど、これはあの大きなスクリーンで見た方がもっと圧倒されただろうなと思えるシーンがいくつかあった。没入できる世界観の作
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呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.5

ホラーかなと思ったらホラーではなかった。
見始めてから単体ではなくドラマがあったことを知ったけど、ふわっとした把握でも最後まで楽しめた。
操られた死者たちの統率感のある動きが格好良い。ゾンビというには
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

何となく見る機会を損ねて見たことなかったけど、こんな話だったのか。

デルトロ監督ならではの造形と、少し寂しいけど優しさを感じる世界が心地よかった。苦しい日常を生きるマイノリティやはみ出し者にそっと寄
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.5

最初は「なんなんだろう…」という気持ちで見ていたけど、なんとなくどういう恐怖を描こうとしているのかわかってくるととても面白かった。何がって、ハーパーの「うぜえぇぇ」「うるせええぇぇ」「何言ってんだコイ>>続きを読む

伯爵(2023年製作の映画)

3.8

チリの歴史について知っていたらもっと面白みを感じたんだろうなと思う。
結構近代の話なのにどうしてモノクロなんだろうと思ったけど、心臓をミキサーにかけて飲んでいる姿を見てモノクロじゃないときつかっただろ
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ある男(2022年製作の映画)

4.1

みんな凄いんだけど特に窪田正孝の演技が素晴らしかった。気になる話だなとは思っていたけどこんなに泣くとは思わなかった。

名前を変え、過去を変え、消し去りたかったもの。消えないもの。変えてもまとわりつく
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.9

ずっと見よう見ようと思いつつ見る決心がつかなかった。序盤からつらすぎて早々に挫折しそうになったけど、少しずつ少しずつ進めていった。
あまりにもひどいことが降りかかりすぎて、言葉を失う。壮絶な家路。
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.6

末代先まで祟りました


気になっていたけど映画館に観に行く勇気はなく、サブスク入るのを待っていた一本。ついに、来たる。
じめっとしたアジアホラーかなと思ってビビりまくっていたけど、見てみればアジアホ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.6

不死身が過ぎる。

思ってた話と微妙に違った。舐めてた人が実は〇〇系ではあるのだけど、独特のテンポと空気が笑うところなのか真面目に見るところなのか判断に困った(そこが面白いところでもある)

主人公が
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

皮肉たっぷり。多分、描かれている皮肉について理解しきれていないところもたくさんあると思う。それでも面白いし、笑えるように描かれている業界の酷さにうわ…となる。
単なる皮肉だけにとどまらず、いかにも黒人
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

公開時好評だったけど見そびれていた一本。
ゲームの名前を知っているくらいでやったこともないしレースについての知識も皆無だったけど、そんな情報や予備知識がない人間もぐっと引き込めるような熱さがあった。
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.6

豪華なわりに公開時あまり話題にならなかった気がする。軽妙で洒脱。善良な心が悪の陰謀を妨げる。
この人出てるんだ!この人も出てるんだ!!という驚きが沢山あって楽しめたけど、映画自体はすぐ忘れてしまいそう
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

変な映画だったけど面白かったな。ソニーのマーベルはどれもそんな感じ。
かなりめちゃくちゃなんだけど原作への理解度はちゃんとあるみたいな。

現代ものだと思っていたので、始まってから微妙に前な時代設定に
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.0

いや強すぎるでしょ

楽しみにしていた第3弾、今回は日本のヤクザも絡んでさまざまな勢力が入り乱れ、見応え十分だった。相変わらず強すぎて負ける心配が全く出来ないソクト刑事。殴られようが車に轢かれようがな
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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.7

人間とアンドロイドって何が違うのだろう。
ここまで精巧で、受け答えを学習していくのなら、「作られた理想の相手」で何が悪いのだろう。そこに芽生える感情は他の恋愛とどう違うのだろう。そんなことを考えながら
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.5

岡田准一が主役だと思っていたけど綾野剛がだいぶ食っていたと感じるくらい存在感がすごい。
元の映画は未見。汚職警官が轢き殺してしまった死体をどうするかというお腹の痛くなる系の話だと思っていたけど、そのハ
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355(2022年製作の映画)

3.6

教えてくれてありがとう
女には導いてくれる男が必要だものね
でももういらない

チームの皆はそれぞれに格好良かったけど、いまいちアクションがかっこいいと思うところがあまりなかった気がする。もっと映える
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.9

お前の居場所はここしかないんだと言われる息苦しさにもがきながら、みんな新しいスタートを切っていく。
おかっぱのマドンソクという情報しか知らなかったけど、予想外に良い映画だった。それぞれにそれぞれの事情
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サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

3.4

いまいちどういうことなのかわからなかった。
「みんなで尊厳ある死を選ぼう」と言いつつ、圧倒的に不平等な世界の上部にいる人たちの死ぬ間際の滑稽ともいえるような悲哀や親のエゴを風刺しているのだろうか。
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Away(2019年製作の映画)

3.7

架空の島だけど、どこか実在する景色と似ている風景の美しさに目を奪われる。
セリフなしのストーリーだったけど美しさと同時に常に死が肉薄しているような、追いつかれないように常に逃げ続けなければならない恐怖
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

子どもの頃に数えるほどしかマリオのゲームをやったことがなかったのでマリオに対してそんなに思い入れもなく映画公開もスルーしていたけど、それでも見れば充分楽しめたし面白かった。さすがイルミネーション、見せ>>続きを読む

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