【彼を忘れて前を向く彼女と、過去を思い出し恋に気づく彼女の物語】
ステイアットホームにつきアマプラで久しぶりに再見。というか、初めて見たのはもう20年くらい前かもww
ご存知、岩井俊二の名作の一つ。学生時代から結構好きで、「スワロウテイル」も「花とアリス」も「打ち上げ花火〜」もどれも好きでした。
今見ると青春が打ち出されててちょっと恥ずかしいのだが、それでもやっぱよくできてるなーと。
遭難死した夫の樹の実家に手紙を送るのだが、同姓同名の女性に届くという文通物語。
序盤は「イルマーレ」っぽい雰囲気ですね。
結構いい演出があって、学生時代のクールな樹は出てくるのだが大人になった彼は出てこないこと、主人公の中山美穂演じる、博子と樹(女性)は出会わず、また性格も異なること、この辺りが岩井俊二っぽくていいなと。
そしてこの話の真髄は失った夫を振り切って前を向く博子と、文通を通じて本当は好きだった学生時代に気づく樹が同じ配役で描かれていること。
この対比がなんだかずっと恋してるように見えるんだよなー。
学生時代の樹(男性)の存在感は好きです。
こうゆう話、逆に女性はイラッとするんかなw