【いるに決まっている】
この監督の代表作を人に聞けば大半の方が「ジェーン・ドウの解剖」を挙げるだろう。
否、2010年作の「トロール・ハンター」だ!!!!
監督:アンドレ・ウーヴレダル
脚本:アンドレ・ウーヴレダル
今作はトロールを追うPOVのモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)作品。
あらすじ
学生さん達が“熊の密猟事件“の取材中に怪しい男と出会うのだが…ハイ、以上であります!
タイトルだけ見たらクソに見えるだろうか?
うん、致し方ない!
キャッチコピーだけ見たらふざけているのかと思うだろうか?
ああ、全く否定できない!
そんな視聴前からマイナス要因の宝石箱だからこそ、実際に観終わった時との対比が凄い。
そう
「一切ふざけていない」
本当に「いる」と思わせる世界観を、本気で、全力で作っている。
加えて、ノルウェーの大自然と雄大な景色をバックに、此処ならいるかも知れないっ!と思わせるパワーに満ち溢れている。
ブレア・ウィッチ・プロジェクトの様なPOVによくある曖昧な表現で誤魔化さず、ハッキリと見せているのも高感度大幅UP。
一部の?な設定、製作年、低予算故の粗さはあるが気にしたら負けだ。世の中は不思議な事だらけだ。自分の尺度で決めつけてはいけない。
「ハンター」と聞くと昔を思い出す。
高校の同じクラスに一風変わった人物がいた。
そうだね、川○君だね
彼は数々の伝説を残した男でもある。その数あるエピソードの一つが
「○道の騒乱」
彼は悪い友達?から利用され万引きをさせられていた。だが、彼は高倉健以上に不器用な男。当然、即座に見つかり出口で店員に制止される。
のだが
彼は何を思ったか店員さんに暴力を振るい、尚且つ突き飛ばし、ハリウッド映画顔負けの逃走劇を繰り広げた。関係ない道ゆく人達も巻き込まれ被害にあっていく
走る川道君
追う店員さん
助太刀する市民
ようやく
“狩は終わった“
何人もの人達に取り押さえられながら彼が発した言葉とは
「んんッ!決めつけないで下さいッ!」
うん、川道君、現行犯だからね。
それ以降、120%自分に非がある時に使う言葉として学校中で大流行し、私なんて未だに使っている。おすすめである。
見返したら川道君のレビューになっていたが、気にしたら負けだ。
カワミチ・ハンター