オヨヨ

メアリー&マックスのオヨヨのネタバレレビュー・内容・結末

メアリー&マックス(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

クレイアニメだか、子ども向けでは無く、
かなりシビアな内容。
40代マックスと10代メアリーの文通の記録。
他人から誤解されるのも辛いけれど、最も辛いのは、存在を認めて貰えない事じゃないだろうか。
マックスのような発達障害の人達は、理解されないため、社会の中で苦しい立場に追い込まれている。しかし、メアリーの様に優秀な頭脳を持って居ても、父母から存在を無視されて居るのもダメージが大きい。

空想の友達が居るマックス。でも実在のメアリーが彼を必要としているから、友人として大切な存在となったのだと思った。

マックスがメアリーに宛てた手紙の中の「人は皆完全ではない」という事が書かれているのだが、声をあてているのがフィリップ・シーモア・ホフマンなのが辛い。彼にも支えてくれる人々が居たと思うのだが…

メアリーがマックスの自宅を訪問して気づくラストは圧巻。
クレイアニメ独特の温かみがあるからこそ、ラストも光が感じられる。
オヨヨ

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