NYoLo

メアリー&マックスのNYoLoのネタバレレビュー・内容・結末

メアリー&マックス(2009年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

フィルマを始めた頃にクリップしていて、近くのTSUTAYAにはなくて、ずっと探していたら職場近くのTSUTAYAにあった!
ありがTAYA!


観たかった割に何の予備知識もなく、実話が元になっているのも初めて知った。幸せじゃない子ども時代を送るオーストラリアのメアリーと、アスペルガー症候群のアメリカ在住マックスの、文通による友情と自己理解を描いたクレイアニメでした。

お世辞にも可愛いとは言えない造形だし、描かれる日常はとても悲惨。だけど、不思議と見入ってしまう独特な世界でした。展開も、文通なのでお互いが会話する訳ではなく、ナレーションのように交互が語りながら進みます。

最初は傷を舐め合って、次第に相手を思いやって。だんだんと自己主張が強くなってぶつかり合う。不器用なんだけど、そんな衝突があるから築けた友情だし、相手の気持ちを通じて自己理解し、成長できたんだと思う。

そんな風に淡々と観ていたから、ラストに信じられないくらい号泣してしまった自分にドン引きしてしまった。涙もろいとは分かっていたけど、なんだろうこの突然の涙腺決壊は。


消化するのにちょっと時間がかかるかな。
とても心掴まれる作品でした。
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