さききち

ジュマンジのさききちのレビュー・感想・評価

ジュマンジ(1995年製作の映画)
3.5
その箱にはこう書かれている。
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JUMANJI:
この世界の外へ出たい人のゲーム

注意:
ゲームは最後まですること
ゲームが終わり「ジュマンジ!」と叫ぶとすべて消える
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子どもの頃観て以来の鑑賞。
『ジュマンジ / ウェルカム・トゥ・ジャングル』に向けて再鑑賞。

小学生の妄想を具現化したような賑やかなハプニングの連続!家中を走り回る猛獣たち!家の中が大洪水!プレイヤーの命を狙う強烈ハンタージジイ!etc...胸高まらずにはいられない!

そして単なるドタバタ劇に止まらないところが本作の強み。上手く組み込まれたホラー、そして人間ドラマのエッセンス。
ジュマンジのボードが人を「呼ぶ」描写はかなり不気味。人を「魅入らせる」あの呼び声(音)…テイストをもう少し暗くするだけで立派なトラウマホラー。

終盤の展開には思いがけず胸打たれる。ネタバレになるから書きはしないけれど、こんなに綺麗に纏められた作品だったのね!

「中身は10歳、見た目は中年!」なロビン・ウィリアムズも良かった。目の純粋さが体現する信憑性。そしてまだ幼いキルスティン・ダンストの美少女っぷり。

この1作目を観てると、『ウェルカム〜』でジャングルに飛び込むってのはかなり胸アツ展開ということに気づく。

余談ですが、本作のスチールブックのデザインは最高。
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