テストマッチの日、運命が動き出す

インド対パキスタン、歴史的なクリケットのテストマッチが迫っていた
インドのスター選手アルジュンは最近不調続きで、協会からも引退を勧められ
一方、教師のクムダは流産からの不妊に悩まされ、クムダの夫サラは妻に隠して食堂をたたみ水素燃料のプロジェクトのために借金をしていた
テストマッチの中でそれぞれの想いが試される

2組の家族を中心としたヒューマンサスペンスかな？
不調で燻っているスター選手アルジュンとその家族、アルジュンの学友で彼の息子の担任クムダとその夫サラがメインとなっています
前半から淡々と物語が進み、不調からそれぞれが良い方向に向かっていく人生逆転劇の様でした
アルジュンとサラの2人がひょんなことから交差し、運命の歯車が狂い始めます

全てを夢に注ぎ勝者と敗者異なる立場の2人の男、アルジュンはスター選手、サラはMIT卒ながら機会に恵まれない
前半1時間かけた前振りみたいな流れで、中盤以降のハラハラな展開がメインだと思います
実際中盤以降の方が面白かったです
断片的ですがクリケットの試合も盛り上がるシーンなのでしょう多分
ルール知らないからわからないけど笑

アルジュンは復活を誓うスター選手としてのスポーツもの、サラは優秀な自負があるのに上手くいかず道を踏み外す悪役の様なストーリー
2人の対比が描かれるのですが、サラがあまりにも身勝手過ぎて全然ノレない…
全体的に男中心で、皺寄せを受けるのが女子どもみたいな描かれ方はインドの実情が反映されてるのかも

夢を追い続ける男のたどり着いた先な物語でした

• #剣々のインド映画鑑賞機

【こりゃ赤点だ】

Netflixタミル新作。始まりは淡々としているがいい話になりそうだな、と思ったら…。

プロデューサーによる初監督作品だそうだ。父の葬儀の後、即クリケットの試合に向かった選手のエピソードから発想したらしい。またデヴィッド・フィンチャーの影響を受けたそうだが、ああ、両方とも、悪い方に血肉化しちゃったんだね。

なんかこの監督、自分の映画がどう受け取られるかの、完成形イメージができていない気がする。

役者さんは頑張っているが、そもそもの脚本が、生身の人間を撮るという前提を知らないみたい。登場人物が操り人形のよう。

とある連続ビンタのシーンなど吹き出した。笑っちゃいけないトコなのに。

特にナヤンターラの登場場面は、善き存在感と演技なだけに、脚本の歪さがより際立つ。こんな女いねーよ、と思っちゃう。

インド特有の男性優位主義にどっぷり浸かり続け、その有害さにもはや麻痺した人が考えた物語、と憶測した。

であれば逆に、色々納得いっちゃう。

そしてクリケットの話で、クリケットに愛も熱も感じられないのはラストの通り、捏造した不幸に酔いたかったからなのか…。

映画が世の写し絵だとすると、やっぱりインドは悪国だ、と証されることには価値がある。市井の人々がここまで、支離滅裂に歪んでいるのだってね。

<2025.4.6記>

プロジェクトあたりがエアプ感漂うのがうーんって感じ、これはほんとにスゴいのがしょうもないシステムの手続きのせいでダメになったのか、自称スゴいプロジェクトなのかもよくわからず、故にどこまで同情出来るかも判定できず、気持ちはわからなくもないが、Saraの身勝手な一人相撲感

最後は結局相談した結果クリケットを選んだっぽい感じよねあれは、あのヨッメは息子一択だろうから

全体的に散らかってる感じ、夢とお金って話ではあるんだがチョイスにセンスが

• #タミル語映画