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THE 有頂天ホテルのNo1のレビュー・感想・評価

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)
4.0
2024年72作目。

僕が観た三谷作品の中で1番好き。
めちゃくちゃキャスト豪華で多いけど、ちゃんとまとまってる。
ドタバタの大晦日の夜にこんなに沢山の出来事が起きてるのに、全てに対応しているのは凄い。たった2時間で、みんなの動きがめちゃくちゃ素早い。

そして単にドタバタしているわけではなく、それぞれの人生や考え方に影響を与えながら進んでいく。
楽しみながら、勇気ももらえる。そんな名作。
武藤田さんが決心して会見を開く直前にハナちゃんに言われた言葉がとても刺さった。逃げて格好悪くたって自分がやりたいことが出来る道を選ぶ、という逆のカッコ良さを教えてくれた。
そして秘書の神保さんが耐えきれず逃げ出したのも、そりゃそうでしょと、何だかホッとした。
近藤さんとか梶原さんのキャラもジワジワ面白かった。
あれだけ歌が上手い人たちの中で最後にYOUが歌うことを心配したが、めちゃくちゃ素敵な歌声で自然と拍手していた。

ところで最後のひと仕事とは、何の件だったっけ?
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