紫亭京太郎

マネーボールの紫亭京太郎のレビュー・感想・評価

マネーボール(2011年製作の映画)
4.4
弱小球団だったアスレチックスを「マネーボール理論」によって強豪チームに作り替えたGMビリー・ビーンの実話に基づくベストセラーを映画化。野球映画は選手が主人公であることが多いが本作はゼネラルマネージャーという球団経営者を主人公にしている点が興味深い。
しかし試合の場面では元野球選手が選手役で登場するため演技=プレーが我々野球ファンにも満足のいくものになっているのがうれしい。
そしてこのことが公式戦20連勝という奇跡をより感動的なものにして我々の胸を打つ。
「人は野球に夢を見る」
ビリー・ビーンはずーっと野球に夢を見続け追い続けている。
きっとそれは楽しい人生に違いない。
野球に詳しくなくても問題なく楽しめる“常識”に挑戦し見事に変革を成し遂げた男の姿を描いたヒューマンドラマの佳作。
紫亭京太郎

紫亭京太郎