ゲストE

コマンドーのゲストEのレビュー・感想・評価

コマンドー(1985年製作の映画)
4.5
支離滅裂、乱雑無章、90分ほど映画を観ることで時間を潰そうと気安く本作を鑑賞してしまいましたが、暇が潰れるにとどまらず、脳細胞が壊され、コマンドーという遺伝子によって新陳代謝された、新たな脳細胞で脳みそは生まれ変わり、鑑賞後気がつけば腕立て伏せをしていました。

作品を作る上で、何か本当にズバ抜けた強みがあるなら、通常不可欠の様々な要素は、そこそこに固める程度でいい、という一例の作品かもしれません。大真面目にぶっ飛んだ画面が作り上げられていて、終始声を出して笑いました。もし当時自分が生きていて、劇場でこれを鑑賞してしまっていたら、劇場内で静かにすることなど厳しいです。「Let's Gooooo!」と毎アクション叫ばずにはいられません。

ほぼ☆5ですが、☆5評価をしない理由は、本文の冒頭通り、現代シネマでは考えられないほど支離滅裂ですので、映画後の物語に想いを馳せたりだとか、シナリオに重きを置いて点数をつけるなら狂おしいほど0点なためです。娘が誘拐されたのでクリボーにノコノコ、中ボスを蹂躙し、8面をクリアして娘を取り戻す、実写版スーパーマリオブラザーズのような作品です。

しかし、鑑賞中自分は一旦脳が破壊されていたのでそんなことは考える余地もなく、すごく楽しめました。
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