このレビューはネタバレを含みます
カナダの彫刻家 ビル・リッシュマンの自叙伝「ファザー・グース」が原作のアドベンチャー映画。
自然環境保護について考えさせる物語。
喪失感を抱えてニュージーランドからカナダへ移ってきた少女エイミー。
卵を見つけたことから、母親代わりとなって16羽のグースを育てることに🐣🐣🐣
グースに自身を重ねたのだろう。
その中で父親との関係が変わってゆく感じがとても自然。グースを助けたい思いが二人の距離を縮める。
あんなに一生懸命になってくれるお父さん、素敵だな✨
500マイルの旅を決行。法を犯すのも承知の上で。
一番の見どころは、グースと父娘が大空を併走する映像🦅🦅🦅
とにかく美しい!
ビル街をすり抜けるシーンと、飛行機にぶつかって1羽が落ちるシーン以外は全て実写で、原作者が実際に鳥とともに渡る様子を空撮したものだという。
劇場で見たら、もっと心を動かすだろうな✨
土地開発か環境保護か。
出来すぎ感はあるけれど、二人の挑戦が多くの人を巻き込んでいくのは、見ていて気持ち良かった。
映画の内容自体はオリジナルだが、ライトプレーンで鳥たちを先導して「渡り」を教えることに初めて成功したことは実話だそうだ。
似ている作品として出てきた「WATARIDORI」や「グランド・ジャーニー」も見たくなった。
原題:Fly Away Home