このレビューはネタバレを含みます
鑑賞から2ヶ月以上経過してからの備忘録_φ(・_・
親が選んだカナダ🇨🇦移住で韓国🇰🇷を離れ、現在はアメリカ🇺🇸で生活しているノラ。
様々な選択を経て今がある。
あの時、別の選択をしていたら...
12年後、更にまた12年後に“イニョン(縁)”で引き寄せ合うことになる男女の物語。
恋愛ものを好んでは選ばない私だけれど、本作は主人公が私に近い気がして、感情移入できた。
ノラがヘソンとのことを夫(これがまた、いい人♡)に素直に伝えられていて、夫もそれを理解した上で静かに見守っている(彼の優しさだけでなく強さでもある)。真に互いを認め合っている夫婦の関係性が素敵💫
私だったら、ありのままのニュアンスを伝えられるかも疑問だし、夫がそれをどう受け止めるか、それが原因で面倒なことになるくらいならと躊躇して、最初からヘソンに会うことを諦めてしまいそう。
二人の仲がもっと進展すればいいのにと、焦れったく感じる人もいるだろう。
でも、ラストがあの選択だからこそ私は共感できる。
泣いている自分を誰も気にかけてくれなくなり、泣くのをやめた元泣き虫少女。夫の姿を見て思い切り泣きじゃくるノラと、彼女をやさしく包み込む夫。その姿にまた泣かされた💧
ジーンと余韻が残る大人のためのラブストーリー♡
泣いている観客の気配が、普段よりも多く感じられたのが印象的だった。ただ、年齢や性別によって刺さる度合いに差があるかも。
私好みだったノラのファッションは、ゲストのLiLiCoさんによると欧米人のアジア(東アジア?)のイメージそのものだとか。
特徴的な冒頭の3人のシーンは、監督の経験に基づくものだという。