菅原文太が主役を務める任侠ドラマ「現代やくざ」シリーズの第1弾。
菅原文太は東映の映画では初主役で、待田京介、志村喬、藤純子、若山富三郎、大辻伺郎、山城新伍らが共演。
勝又五郎（菅原文太）は名曲喫茶でヤクザに絡まれたオルガン奏者（藤純子）を助けるために騒動を起こし、府中刑務所で服役することに。刑期を終えて仮出所した勝又は電車の中でスリ（大辻伺郎）に持ち金すべてをすられてしまい、無賃乗車で駅員ともめるが、見知らぬ男（待田京介）に電車賃を立て替えてもらう。彼は荒尾組のヤクザで、勝又は彼のキップの良さに惚れ、兄弟分を交わすが…
義理と人情のヤクザの世界を描いた作品。
菅原文太はもとより待田京介の漢気溢れる好演がイケてます。
一匹狼の菅原文太が演じるヤクザが、組に属するヤクザと出会い兄弟分を交わす。
相手のヤクザは勝又との兄弟の盃と組長との親子の盃の間に立たされ、彼の去就がストーリーを盛り上げる。
クライマックスでは文字通りの血みどろの戦いが繰り広げられる。
果たして二人の結末は如何に？
「勝てば監獄 負ければ地獄 バカは俺だけで沢山だ」
「ちきしょう 死んでたまるけ」
2023.10 BS12で鑑賞
