ロックストロンゴ

ダークマンのロックストロンゴのレビュー・感想・評価

ダークマン(1990年製作の映画)
4.3
『わたしは誰でもあって、誰でもない。どこにもいて、どこにもいない』

あらすじ
人工皮膚の天才研究者ペイトン(リーアムニーソン)は違法な都市開発を目論む悪徳企業とその仲間のギャング団により、顔面を焼かれ、両手もボロボロにされてしまう。
人工皮膚の力により、奇跡的に一命を取り留めたペイトンだがその人工皮膚は『99分』がタイムリミットであった。
自身の人生、そして仲間や研究者を失ったペイトンは怒り、『ダークマン』となって復讐を行う!!

ダークヒーロー誕生を描いた作品で、
事件の黒幕は、割とあっさり予想がつく。
でもここは重要ではなく、アクションやサムライミ監督独特の演出、音楽がとても個性的で良かったです。

サムライミ監督独特の演出、目のアップや、ヒロインの衣装が喪服に変わっていく演出、化学道具が浮遊する演出など、個性的で印象的な演出がたくさん使われているのがとても面白かったです。
また、後のスパイダーマンシリーズに活かしたのかな?と思うウェブスイングシーンが後半に数箇所あって、興奮しました。
サムライミ監督は元々アメコミファンであり、スパイダーマンファンだったので、それを意識したのかな〜とか考えるのも楽しかったです。
回転ドアを利用したシーンも印象的で、
その後に起こる『ばかやろー!俺が本物だ!』シーンも面白い

印象的な音楽はダニーエルフマンさんかな?と思って観賞後調べると、やっぱりダニーエルフマンさんでした。
ダニーエルフマンさんとサムライミ監督のコンビは本当に良いですね!!

個人的に好きなシーンはサーカスのゲームコーナーの店主に煽られた主人公(別人格が少し入っている)がとった行動笑
このシーンは恐ろしいけど、ユーモアがあって爆笑。
死霊のはらわたシリーズのように、怖すぎて逆にコメディになる。(大好き)シーンが多くて大満足でした。

序盤の研究室の同僚?後輩?が日本人の設定で、ヤナギモトという名前になっているのが個人的に嬉しかった!笑
あと冒頭の黒人ギャング!重要キャラと思ったら笑