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ダークマンのseekerのレビュー・感想・評価

ダークマン(1990年製作の映画)
3.6
サム・ライミ監督のアメコミ的な世界観の原点。

巨大な汚職事件の証拠を巡ってマフィアに爆殺されかけ、顔を含め全身に大火傷を負ってしまう科学者のペイトン。
醜い姿と制御不能な怒りに苦しみながら、廃工場に隠れて人工皮膚の研究を続けつつ復讐の機会を待つ...

スパイダーマンみたいなヘルシーなヒーローじゃなくて、こちらは典型的なダークヒーローですね。
といっても、映画自体はユーモアとサービス精神満点の痛快エンタメ。シリアスな感じではありません。

1990年作とのことで、いまならCGで片付けられそうなところが、いろいろと素朴な作りになっていて味があります。
主人公が怒りに我を忘れて怪力を発揮するところとか、TV版の超人ハルクみたい。

アメコミ特有の、愛嬌のある悪党たちも魅力ですね。
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