ぶちょおファンク

ビッグ・リボウスキのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2.5 中盤★2.5 終盤★3

馴染みのバーのマスターが今作を熱く語っていたんだけど、
“ボウリング”くらいしか覚えてなかったので再鑑賞。

良い点
◯典型的雪だるま式に事態が転がり膨らんで行き、
多方面から主人公が追われる面白さ。
◯音楽の選曲がシブく、
デュードが幻覚を見てる時の映像はカッコ良かった!

残念な点
●狙いなのは分かってるし
デュードも言及してますが
ジョン・グッドマン演じるキャラがウザい…。
●一連の事件の真相は暴かれたけど、
その過程で起こした諸々の顛末はないがしろで少しモヤモヤする。

☆総評
近年のコーエン兄弟作って
自分としてはかなり難解なコメディーに走っているように思え笑えませんが、
この頃の作品はまだ分かりやすく
そこそこ面白かった。

フィリップ・シーモア・ホフマンとジュリアン・ムーア、
そしてミュージシャンのエイミー・マン(足の小指を切られる誘拐犯側の彼女役)が出演しており、
この3人から連想されるのが
ポール・トーマス・アンダーソン監督作『マグノリア』。
マグノリアはエイミー・マンの曲「Save me」の歌詞から着想を得たらしいけど、
多少なりとも今作が影響を与えているような感じもする。

今度バーに行ったら
ホワイト・ルシアン(ロシアン)を頼み今作についてマスターと語り合いたいと思う。


2021年2本目(再観)