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標的までの時間
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『標的までの時間』に投稿された感想・評価

Omizu
2.9
【山形国際ドキュメンタリー映画祭2025 コンペティション部門出品】
『東部戦線』など山形の常連、ヴィタリー・マンスキー監督作品。山形国際ドキュメンタリー映画祭コンペに出品されたドキュメンタリー。

硬派なドキュメンタリーとして見ごたえはあるが流石に長すぎる。3時間にしては構成が上手くないしテンポも悪い。受賞に絡む可能性はあるだろうが僕は好きではなかった。

もちろんウクライナを描いた作品として時事的な価値はあるし重要な作品だろう。しかしいまいち軸が定まらない印象を受けた。これなら楽団に被写体を絞った方がよかったのでは。

ただ、現在のウクライナの反ロシア感情を存分に浴びる一作でもあった。学校で教えられるウクライナのナショナリズム教育、プーチンの人形をつるすなどロシアへの反感が高まっている現状を観ることができるという意味では貴重だ。

面白いとは言えないが、硬派でクオリティとしては担保されているし意義深い。何か受賞するかも?というくらい観客は熱心に観ていた。
Moomin
4.6
およそ3時間の大作ドキュメント

ウクライナの前線の戦地から離れた監督の生まれ故郷の惨状
離れてるとはいえ日々戦士達の亡骸が届く
そんな街を見つめる

無言の帰宅となった戦士達を迎える街の人々
見たことのない様式、聞いたことのない音楽を響かせる
淡々と街を見つめる画が続くのだが、やがてそこに時間を感じ、現実と地続きであることを再認識させられる
鳴り響く音楽が、作中でやがて怒りと悲しみと、疲労が詰まったように聞こえてくる
彼らの静かなる感情がこの3時間に詰まっている

相反する監督の目線 街をとにかく綺麗に撮る
監督が過ごした幼少期、この街はこんなにも綺麗な街だったのだと主張するかのような

亡き戦士達の写真が並ぶ街の一角
眺める人々の様子は頭から離れられない
あんな悲しみの姿を誰も望んではいない
戦争へのアンチテーゼ
これは2025年の今も起きている戦争史に深く刻まれている
すえ
4.7
記録

山形国際ドキュメンタリー映画祭にて。

俺は非当事者としてこの映画をウクライナのプロパガンダだと一蹴することができないし、ナショナリズム高揚だと批判する権利もない。おそらく後の時代から振り返るとそういう評価がなされると思う、それは仕方の無いことだがこの映画を同時代的に鑑賞した身としては本作を擁護したい気持ちだ。

政治的立場という要素を考慮しなくとも、本作は素晴らしい映画だった。というより素晴らしく映画であったと思われる。監督自身が仰っていたようにリヴィウという街の美しさ、そこにいる人間の営みがよく撮れていた。街を撮るショットの密度、絵画的な構図のフレームの中で種々の人間がそれぞれの運動に従事している。個々の営みの総体としての街が顕れていた。

被写体の選択に関しても、おそらく普段からリヴィウを歩き、街を愛し、街を知っているということがよく分かる。監督はリヴィウと、ウクライナを愛しているんだなと伝わってきた。

少し長いが、音響を同軸に各ショットが同時的、空間的に接続されるので流れは悪くない。そして作品の進行とともに、戦争の気配が徐々に大きく滲み出してくる。美しい街のショット群のなかにほとんどの瞬間、軍(戦争)や死の香りが匂いたっている。

長さに誤魔化されている可能性があるし、もう一度観たい。もし本作が賞を獲らないのならばガッカリするレベル、俺は擁護します。

2025,117本目(劇場57本目)10/12 山形中央公民館6階ホール