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危険な情事のネのネタバレレビュー・内容・結末

危険な情事(1987年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

妻子持ちの男が、遊びで抱いた女に執拗につきまとわれる話。
女は自分との子どもを妊娠していると言い張り、産むつもりだから責任を取れと迫る。男は家庭があるからと一点張りだ。
どう考えても最初に誘いに乗った男が悪い。避妊しなかったのも悪い。成り行きで情事にもつれ込むとき、わざわざコンビニとかで避妊具買わないだろうなってのも確かにそうだけど。
不法侵入してペットのウサギを煮込んだり、子どもを誘拐したり、法に触れているので女のやり方はアウトだけど、言っていることはずっと筋が通っている。どんな酷い目にあっても、男側にはやっぱり同情はできない。

過激な行動に出る前、女が照明を付けたり消したりするシーン。気持ちが揺れながらも止められなくなり始めている表現がとても良かった。


ちなみに、こういう不倫の男女のもつれって女がヒステリックに男に迫るばかりで、逆の作品ってなかなか見ない。ジェンダーバイアスってこういう風に少しずつ蓄積していくのかなあとちょっと思った。
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