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英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2024/25 ロイヤル・オペラ『ワルキューレ』

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英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2024/25 ロイヤル・オペラ『ワルキューレ』の作品紹介

英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2024/25 ロイヤル・オペラ『ワルキューレ』のあらすじ

不幸な結婚をしているジークリンデのもとに、敵に追われた男ジークムントが逃げ込んでくる。二人はすぐに惹かれ合うが、彼は彼女の生き別れとなっていた双子の兄だった。ジークリンデは夫フンディングに眠り薬を盛り、ジークムントは家にあるトネリコの木に突き刺さった剣を引き抜く。こうして兄妹は、禁断の愛で結ばれる。この展開は元々、神々の長ヴォータンが意図したことであったが、結婚の女神であり、ヴォータンの妻であるフリッカの猛烈な反対に遭う。ヴォータンは戦乙女ワルキューレである愛娘ブリュンヒルデが彼の命令に背いてジークムントの命を救おうとしたことを罰して、彼女を炎で囲んで眠りにつかせる。

原題
Die Walküre
製作年
2025年
製作国・地域
イギリス
上映時間
312分
ジャンル
音楽

『英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2024/25 ロイヤル・オペラ『ワルキューレ』』に投稿された感想・評価

◎人間味あふれるモルトマンのヴォータンに泣く

久々に映画館で嗚咽を抑えられなくなるほど泣かされた。

英国ロイヤルオペラ、アントニオ・パッパーノ指揮、バリー・コスキー演出によるワーグナーの『ニーベルングの指環』チクルス、一昨年の『ラインの黄金』に続く二作目である。

正直、故郷のオーストラリアの大山火事に着想を得たというコスキーの演出は、現代の環境破壊などに焦点を当てた読み替え演出であり必ずしも分かりやすくはないし、黙役で出ずっぱりの老地母神エルダ(80歳の女優イローナ・リンスウェイト)は何のために登場しているのか意味不明な場面が多いこともあって本当に全裸なのか着ぐるみなのかが気になって落ち着かなかったりする。

また、第一幕は、単なる大きな壁にドア2つという、あまりにも節約型の装置で艶消し。大好きなジークムントの聴かせどころ《冬の嵐は去り》も若手のスタニスラフ・ド・バルベラクの力不足もあってか不発だった。

ちなみに本演出版では、第三幕冒頭のワルキューレたちは正規の9人ではなくその他大勢も参入して10人以上登場して「屍鬼」らしく焼け焦げた英雄たちの焼死体を奇怪な仕草でもて遊ぶのである。

そもそも豪奢を極めたMETの舞台に対してロイヤルオペラのメリットがあるとすれば、英国らしい説得力のある演劇性に富んだステージが観られることだが、その点でも第一幕は不満の多い出来だった。

ところが、第二幕になって、ヴォータンのクリストファー・モルトマンが最近ではむしろ定番と言える政財界の大立者風のスーツ姿で登場し、エルダが運転するクラシックカーに乗ってフリッカ役の背の高いマリーナ・プルデンスカヤが現れて二人で容赦のない夫婦喧嘩をおっ始めたあたりから俄かに芝居がリアリティをもって迫って来て面白くなって来た。プルデンスカヤはいささかオーバーアクト気味だったが、とにかくモルトマンの演唱が実に上手くて良いのである。

それからは尻上がりにパッパーノの音楽も熱を帯びたように感じられ、第三幕のブリュンヒルデとヴォータンのシーンになってからは涙が途切れることがなかった。

初役だったらしいブリュンヒルデ役のエリザベート・ストリッドも、ティーンエイジャーらしさが横溢する体当たりの演唱で、終盤は本当に泣きながら歌っていた。

パッパーノは何を振らせても上手いが、この全編神も神ならざる人も等しく人間的な真情に溢れた『ワルキューレ』はまさしく歴代級、歴史的な名演と言って良いのではなかろうか。

《参考》
*1 ロイヤル・オペラ『ワルキューレ』見どころをご紹介します
コラム
石川 了(ジャーナリスト/音楽・映画・ミュージカルナビゲーター) 2025.09.01
tohotowa.co.jp/roh/news/2025/09/01/kaisetsu_die_walkure2024/

*2 英国ロイヤル・バレエ&オペラinシネマ「ワルキューレ」、荒廃の世に注ぐ慈愛の眼差し
2025.09.06 Art & Travelライター西尾知子
choreographic.jp/journal/765/
van
4.5


えっ、もう終わり?!😳 早く続きを!!🤣🤣


◆ 事のあらまし ◆

ジークムントとジークリンデは、禁断の恋を犯す。
やがて彼女の夫フンディングが、彼と対決する。

戦神ブリュンヒルデが、二人の対決に介入する。
神々の長ヴォータンは、介入を許さなかった。

ブリュンヒルデは、神の世界を追放されるーー



◆ 主要人物 ◆

👨ジークムント:
 人間の男、ジークリンデの双子の兄

👩ジークリンデ:
 人間の女、ジークムントの双子の妹

🎩ヴォータン:
 神々の長。北欧神話オーディンの像

⚔ブリュンヒルデ:
 ワルキューレ。ヴォータンの半身



◆ はじめに ◆

ついにこの時がやって来た。

ドイツオペラの金字塔
『ニーベルングの指輪:ワルキューレ』
学生時代に「北欧神話」を学び、本作の存在を知る。

ゲームのRPGに深くハマった方なら、
大なり小なり「北欧神話」を通過している事だろう。

しかし難解なイメージ、オペラへの接点の無さ。
それにより今まで、観る事が叶わなかった。

今回、フォロワーさんの紹介にて視聴を決意。

オペラは初心者、通算二回目の体験。
作品解説よりも、まずはオペラ体験について。
想定外だった箇所や、迷っている方へ書いておく。


※ 「さいごに」にて、第三幕の結末に触れます ※



◆ 想定外と事前学習 ◆

今回は現代モティーフの演出(スーツや車が出る)。

神話の「掟」や「権力」を現実に接続する狙い。
恐らく、主題の普遍的な趣向が見て取れる。
最初は戸惑ったが、物語の骨子は明快だ。

●ここを予習すると良いかも:

・ジークムント/ジークリンデ(人間の関係性)
・ヴォータン/ブリュンヒルデ(神々の関係性)
・ノートゥング(運命の魔剣)とヴォータンの槍
・ワルキューレ(英雄の魂を導く戦乙女)

ここが掴めると、下記の感情が一直線に入ってくる。
「抜剣」「破砕」「別れ」「炎の眠り」



◆ 少しだけ自分語り ◆

そもそもオペラ初心者が、なぜ惹かれたか。
それには下記の接点にあった。

・学生時代の「北欧神話」の学習
・JRRトールキン『指輪物語』の関連
・映画『ロード・オブ・ザ・リング』の影響
・映画『地獄の黙示録』の「ワルキューレの騎行」
・大好きな画家ビアズリーが、ワーグナーファン
・敬愛する衣装デザイナー故・石岡瑛子氏が、
 過去に衣装を担当している

ここに、フォロワーさんの推しが刺さる。

だがこれだけ接点を重ねても。
愉しめるかどうか、正直に言って不安だった。



◆ 視聴を迷っている方へ ◆

上映時間:5時間12分
そんな記載があり、さすがの私もビビる。

だが安心して良い。
負担は極めて少ない。

本編の正味時間は、約4時間
全三幕の幕間に二回、約15分の休憩が入る。
集中力が回復し、次幕の注視が逸れない。

次幕の直前には、インタビューが用意され。
演出家や指揮者が、次の見所をナビゲート。

話の骨子は、極めて明快。
迷う箇所が、ほぼ無いのだ。
人物の感情へ、心を存分に委ねられる。

オペラには、物語の展開は二の次だと感じた。
今の状況における、人物の心情が最重要。

喜びも苦しみも、楽しさも憂いさえも。
壮大なオーケストラの旋律で、
情感高まるオペラの咆哮で、
心が感極まってしまう。

これが、私なりの愉しみだった。
感極まると、次の展開が楽しみになる。
あっという間の(むしろ足りない)5時間だった。



◆ みどころ ◆

見どころは沢山ある。

物語に関与してるのか、してないのか。
意味深で、異界の気配を帯びた老女、
大地神エルダの存在が強い。

神が人間に影響を及ぼすだけでなく。
人間が、神の存在に影響を及ぼす。
ジークムントの英雄性が窺える。

それぞれの幕で震えた箇所はこちら。

●第一幕:魔剣ノートゥングを抜く場面
●第二幕:魔剣ノートゥング粉砕の場面

魔剣は、権力や力の象徴。
砕かれても破片を破棄しないことから、
次作での復元=力の復興の示唆を感じた。

●第三幕:ヴォータンとブリュンヒルデの別れ

半身であり、娘でもあるブリュンヒルデを
神々の世界から追放しなければいけない。
苦悩と葛藤、父性と長としての厳格性。
ここが最大限に決まって来る。

そして、最大に毛穴が開いた箇所は、
第三幕の、この二場面だ。

●第三幕:冒頭「ワルキューレの騎行」のイントロ
    :英雄「ジークフリート」誕生の示唆

来た来たキタキタ!!
ここは興奮が思わず絶頂に変わった場面だ。

特に「ジークフリート」のキタキタ感は、
『スターウォーズ』シリーズを、連想させた。
英雄の誕生が、強い示唆として残っていたからだ。

 


◆ 後で気づいたライトモティーフ ◆

事前に少しだけ学習した。
ライトモティーフは少し難しかった。

だが、観終わった今なら良く解る。
テーマ曲の先出しで、後の展開を示唆するのだ。

本作は初めて観るので、テーマ曲は知らない。
だが、第二幕で「ワルキューレの騎行」の
フレーズが、ビュンビュン決まる。

故に第三幕の冒頭は、イントロが落ちただけで
毛穴が広がる興奮に包まれるのだ。

そんなことを想っていると、
どこかで似た体験をしたのを思い出す。
『スターウォーズEP2 クローンの攻撃』だ。

その未来を示唆するように、
未登場のある人物のテーマが、
1フレーズだけ鳴る箇所があるのだ。

『スターウォーズ』はワーグナーの、
ライトモティーフをも踏襲していた?!



◆ さいごに ◆ 

ブリュンヒルトは、盛大に許しを乞うも。
ヴォータンは、許さなかった。

やがて彼女は、木の幹の中に入り。
最後の望みにより、木に火がつけられた。
彼女は、炎に護られた眠りにつく 。
真の英雄でしか、近づけない。

実際にセットの中で火が燃えている。
舞台装置として、難しい演出に放心する。
赤々と幻想的に、切なく燃ゆる。

そのまま、悲運の内に幕が下りた。

なんとも悲しい別れだ。
嘆きのカタルシスに満ちている。

だが我々は知っている。
ある予兆を託されている。
あの英雄の誕生が訪れる事を。

その示唆の含ませかたさえも。
『スターウォーズ』は踏襲してるようだった。



◆ 補遺:作品プログラム ◆

解説+インタビュー   :16分
■第一幕        :66分
休憩          :16分
解説+インタビュー   :10分
■第二幕        :91分
休憩          :15分
解説+インタビュー   :12分
■第三幕+カーテンコール:79分
---
上映時間:5時間12分


2025.09.09 TOHOシネマズ日比谷
M
3.4
神と人がなぜか同じ土俵で戦ってて、しかも神の大ボスがとんでもなくジャイアン。それも昔の極悪非道なジャイアン。いやむしろそれよりも酷いな。

一番の見どころはやはり三幕開始直後、あの有名な旋律にのせて戦乙女達が歌い踊るシーンでしょうか。姉妹たちがとにかくめちゃくちゃ逞しくて迫力がある!!
そして個人的に好きなのは二幕冒頭の仲良し親子ブンブン手繋ぎシーン。かわいい。

ちなみに、このシリーズは開演前と幕間にバックステージのインタビューがあって、私はそれを本編と同じくらい楽しみにしてるんだけど、二幕と三幕の間に指揮者が登場したのが衝撃だった。30年くらいロイヤルで指揮してるなんかすごい称号(←忘れた)の人らしく、こちらとしてもお話聞けてありがたや〜🙏なんだけど、このオペラすごい長いのよ。4時間半くらいあるの。一番体力使う人が一番疲れているだろう時間に引っ張り出されて心配しちゃったわ。休ませてあげて〜!(しかも壮大にネタバレして去っていった😂)ご本人がカーテンコールまでニコニコしてたのが救い。

最後に、ずっと舞台の上に裸のおばあちゃんがいたのが気になった。回転したり、温泉入ったりしてた。1回だけ服着てたのはなんで?見えてたのまさか私だけじゃないよね👀