和哉

自殺サークルの和哉のレビュー・感想・評価

自殺サークル(2002年製作の映画)
2.5
社会的メッセージを込めた映画という事ですが、ギャグとB級ホラーテイストと変に真面目な部分がぐちゃぐちゃになっていて、酔っ払いながら(自分に酔うという意味合いも含めて)脚本を書いたのかと思ってしまいました。

冒頭の集団自殺シーンで大量の血が流れる場面が「赤色の絵の具を溶かしたただの水」にしか見えなくてチープさが目立つのですが(あのシーンのクオリティで衝撃を受けたとかインパクトが強かったという人の初々しい感性がある意味では羨ましいです)かと言って完全なギャグスプラッター映画ではなく冒頭で書いたようにねちゃねちゃした漠然としたずるい描き方で視聴者に答えを見つけてもらう系の観念的なテーマがメインの映画なので視聴し続ける気力を保つのに苦労しました。
邦画はこの映画のように観念的で押し付けがましい監督の思想がこれでもかと全面に押し出ている作品が多い印象があるのですがどうしてなんでしょうねぇ・・・。
和哉

和哉