和哉

レディ・プレイヤー1の和哉のレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.5
今よりもエンタメ映画が純粋な楽しさに満ちていた頃の気持ちが蘇ってくるような映画でした。
現実社会の陰鬱とした雰囲気の描写が足りないのは確かにその通りなのですが、そういった部分を含めて原作と同じように描いてしまうと単純に尺が足りないでしょうし、何よりもエンタメ映画としてどんよりしすぎてしまうと思うので、この作品はこれで良かったように思います。
ハリデーの想いを軸とした様々なポップカルチャー(言うまでもなく、多くの日本の作品やキャラクターも含めた)の祭典的な映画を作ってくれて個人的には本当に感謝しています。

ちなみに、作品の中で自分も含めた日本人が強く反応したであろうガンダムで戦うシーンのセリフは「I choose the form of Gundam(Japanese)」となっていたそうですが、事情によりダイトウを演じた役者さんがセリフを決める事になってしまったそうですが、「戦いに出るサムライ、それもこの戦いで命を落とすかもしれないという覚悟の気持ちでいてほしい」という監督(スピルバーグ)の意向を踏まえて「言い切る」意味合いも込めて「俺はガンダムで行く!」にしたそうです。
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