ラグナロクの足音

お引越しのラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

お引越し(1993年製作の映画)
4.2
画面の外で竹刀をもった監督が鬼演出しているということを想像すると気が滅入るが、田畑智子の演技はすごすぎる。。子供とは思えない域にいるなあ。小学6年生のレンコの両親は離婚を前提に別居することになり、父ケンイチは家を離れて、レンコは母ナズナとの二人暮しに。11歳の少女の心は次第に揺れはじめ、離れて暮らす父ケンイチを慕いつつも頼りなく感じる気持ち、母ナズナとの新しい生活を受け入れつつも彼女の自分勝手さへ苛立つ気持ち。自分を完全に無視冴えR手離婚が決定的なものへとなっていく日々に、激しい焦燥にかられる。そんな中レンコは両親の仲をどうにか戻そうと、思い出のびわ湖畔への家族旅行を強引に実行するが、船幸祭にてレンコは失踪。レンコは精神世界へと旅立つ。←このラストはすごいエヴァ的。大人への成長を幻想的描いておりたまげた。
ラグナロクの足音

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