喜劇王チャップリンの作品は有名なタイトルしか観てないが、どの作品もヒロインが魅力的
主役がコミカルなチャップリンなので、ベタベタでいやらしい恋愛には発展しないが、彼の映画の特徴の一つと言えよう
ヒッチコックの作品も金髪ヒロインが多い
さて本作だが、先ずは誰もが見て分かる(第二次世界大戦時のドイツナチス及び総統ヒトラー)をテーマに完全にコメディにしてしまってるのに感心する!ブラックユーモアとは言えないほど作風は明るい
しかも、1940年…その第二次世界大戦のドイツ進行中の真っ只中での製作・公開というのがまた凄い…チャップリンも凄いが、アメリカってのは、こういう点が本当に驚く
JFK事件や、ニクソン大統領の絡んだウォーターゲート事件など、大物政治の絡んだ闇の深い巨悪事件を完全解明でなくとも、とにかく映画化する
本作は、ちょび髭がトレードマークのチャップリンの風貌から、彼がトメニアのヒンケル(ドイツのヒトラー)を演じたのは何の抵抗もない 苦笑
まだ鉤十字ならぬ、ダブルクロス(✕が斜めに2つ)も笑える
まだ、ドイツも好戦的な頃に良くここまで作れたな…
二役・監督・脚本をこなしたチャップリンの前半の総統ヒンケルとしての演説、後半のユダヤ人の理髪師としての演説シーンは見物だ!