長年連れ添った妻がアルツハイマーになり、介護施設へ。
記憶を失っていく妻に対して夫は…
忘れられることのやり切れなさ。
忘れる方はハッピーかもしれない。甘美とも言っていた。
今までの事を忘れたい位にやり切れなかったのかもしれない。
淡々と描かれていく内容が余計に突き刺さる。
老いていく事
記憶を失ってしまうかもしれない事
忘れられてしまうかもしれない事
その中でも生き続けるしかないのだろう。不条理に怒りを持つことも今ある事と幸せを受け入れる事も生きることだ。
テイクディスワルツ然りサラポーリー監督の描く男女関係のえげつなさは群を抜いている。