アウェイ・フロム・ハー 君を想うの作品情報・感想・評価

アウェイ・フロム・ハー 君を想う2006年製作の映画)

AWAY FROM HER

製作国:

上映時間:110分

ジャンル:

3.6

「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」に投稿された感想・評価

ルネ

ルネの感想・評価

4.0
サラ・ポーリー初監督作品。

認知症になった妻が施設に入るが、面会禁止の30日をすぎて訪ねていくと、夫を忘れ他の入所者に恋している・・・。 なんともやり切れないお話。

人生の末路の悲しさ、恋愛や結婚の意味など、色々と考えさせられる作品です。

監督の出身地であるカナダに拘った作品のようで、カナダ出身のニール・ヤングの曲がすごく効果的に使われているのも嬉しいところでした。
"テイクディスワルツ"の
サラ・ポーリー監督作品

44年間連れ添った夫婦
認知症になった妻と献身的に支える夫
辛くても妻と寄り添って
生きて行きたいと思う夫
一方で妻は夫のために
自らホームに入る事を決める
こういう時は女性の方がやはり強い

症状が進み夫の事を認識できなくなり
さらにホームで別の男性を好きになって
しまった妻を目の前で見続ける夫

本当にそうなってしまったのか
それとも自分の事を忘れてもらう
ためにそう仕向けたようにも見えた

妻も夫も綺麗すぎず少しやつれた感じが
自然でよりリアルに感じられた
それはないでしょ…
と思うくだりも少しありましたが
夫婦愛に溢れていてじんわりくる💧
Riy

Riyの感想・評価

3.9
ジュリー・クリスティの年齢を重ねて尚、その美貌と女優魂、感服しました。
のんchan

のんchanの感想・評価

3.8
カナダの実力派女優サラ・ポーリーは『死ぬまでにしたい10のこと』『あなたになら言える秘密のこと』等多くの作品に主演し、その才能は広く認められているが、その才女振りは限りを知らず、今作は脚本も書いての長編映画監督デビュー作品❣️
現在41歳という事は、この作品の時はまだ28歳⁉️人生経験を倍積んでもあたふたと生きている人間(自分)もいるのに、天は何物を与えますやら😲

これは明日は我が身というかそんなに遠くない将来?と思うと切なくなるけど、若い奥さんが先にアルツハイマーになり、施設に入れて苦悩する夫。世界中の永遠のテーマ《老い》た時にどうするか、その心の中を考えさせられる物語。

主演のジュリー・クリスティが数多くの映画賞に輝きましたが、それはそれは美しい女優さんでした✨当時67歳位だったようですが、スタイルも良く、顔の造形が完璧❣️歯並びも美しくて、老いてもあんなに綺麗なら全然歳取りたい‼️って程の美しさでした。けれど、どんどん悪化して行くメイクは流石でした。
サラ・ポーリーがジュリーを描いて脚本しただけあり、出演交渉に1年を掛けて依頼したらしいです。


結婚生活44年を連れ添った夫婦、妻フィオナと夫グラント。18歳の女子大生とプレイボーイな大学教授という立場で出逢いゴールインした設定だったから実際に何歳差だったのだろう?
2人で台所で後始末をしていて、拭いたフライパンを冷蔵庫にしまう妻。そのあたりから妻は自分自身の変化に気付き始め、自分でホームに入居した方が良いわね。と話をするが本心は...
毎日、顔見に行く優しい夫を見て、どなたかわからないわ!と言い出す妻。

一般的に妻が先にボケると夫は大変な気がする。どうだろう?我が家は連れ合いがかなり若いので「必ず私が先だからそうなったらヨロシクね😉」とは伝えてあるけど💦

カナダの老人介護施設が舞台になっているが、サラ・ポーリー自身も祖母の見舞いに何度か訪れていた老人施設に興味があって、21歳の時から温めていて、どうしても映画に捉えたかったらしい。

カナダも日本の施設も内容的にはそれ程変わりない感じがしました(そりゃ、施設の種類は様々でしょうけれど) 
映し方も自然で、監督の取材や情報収集の成果が現れていて細かな演出に驚きました。
私の母は2年前から自立型有料ホームにおります。母のホームは新しく綺麗で、スタッフさんも皆さん良い方で、お陰様で母は大満足して過ごしておりますので安心です。

この作品も鑑賞年齢を選ぶでしょう!
若い方には興味も湧かないでしょうし、またアラカン辺りになると、あまりにも身に染みる気もしますし、なかなか鑑賞需要が少な目になるかも知れないですね。
良い作品だとは思いましたけど。
ペイン

ペインの感想・評価

4.0
倦怠夫婦映画の傑作『テイク・ディス・ワルツ』でその才能に驚かされた女優兼監督のサラ・ポーリーのデビュー作を鑑賞。

こちらも素晴らしい作品。

アルツハイマーを描いた作品はそれこそ『きみに読む物語』とか『私の頭の中の消しゴム』とかあったけれど、これらがいわゆる“夫婦愛を描いた感動作”的な着地をしていたのに比べ、本作はまさしく“パートナーの片方がアルツハイマーになるとどういう困難が実際に起こるのか”ということを綺麗事抜きで、まざまざと描き出している点が素晴らしい。その手が!その展開があったか!と心底驚かされました。


割りと冒頭ジュリー・クリスティ(良い歳の取り方をされていて本当に美しい)演じる主人公フィオーナのセリフで、“映画館には行かないわ。ゴミみたいなアメリカ映画ばかりだから”と言うシーンがあるが、それは実に「反ハリウッド」精神の強いサラ・ポーリー監督ならではの本音でありメッセージだと感じ取れる。そんな彼女らしい作品だなと本作も思った。

また、老人ホームで主人公フィオーナを担当していた子持ちの離婚女性看護師の「まずまずの人生だった、なんて思っているのは大概男で、女のほうはそうは思ってないものよ。」という台詞に男の身として思わずドキッとさせられたりしました。

老人ホーム描写なんかも今まで見てきた映画の中でトップクラスで、ホームの老人たちの演技と立ち振舞いはもちろん、どこか寂しげで暗い雰囲気を漂わせる室内を捉える撮影なども一級品。

ラスト、旦那の表情が忘れ難い…
『テイク・ディス・ワルツ』と結末もある種そっくりで、人生とは本当にタイミングが悪くままならいもの。あの後まじでどうすんだ…とりあえず一見の価値は必ずある傑作です。
Teru

Teruの感想・評価

3.5
アルツハイマーと診断され、夫のためを考えながら自ら施設に入所する妻と、それを支える夫。
愛し合ってるからこその選択だけど、アルツハイマーの進行と共にお互いに苦しさがまして行く。
自分のことを忘れていく妻だけど、彼女の幸せを一番に考えて苦しい決断をする夫が、ただただ切なくて。。。
施設のあり方とか、患者さんの家族、回りの人の接し方、などなど色々考えさせられました。
いち麦

いち麦の感想・評価

5.0
認知症で自ら施設への入所を選ぶ妻と、彼女を愛おしむ夫の痛みが胸を抉る。混乱と安らぎの間で揺れる表情…ジュリー・クリスティの演技に見入った。女性看護師の台詞も刺さる。意外なドラマ展開なのに妙にリアル。自然の景観と劇伴が残酷なほど美しい。
tanpe

tanpeの感想・評価

2.5
残念ながら、私にはちょっと難しかった。

アルツハイマーなのか痴呆なのか分からないけど、長年連れ添った妻が自分のことを忘れ、他の男性に恋してる状況を目の当たりにしたらどんな気持ちになるんだか、結婚をしてない私には想像がつかない😔
だから、彼の気持ちや行動が全然わからない。彼自身も悩んでるのかもしれないけど。
もっと歳とってから観たら、見方が変わるかもしれないな。

「人生の終盤を迎えた時に、悪い人生じゃなかったって思うのは、いつも男性よ。」
っていう介護士の女性の言葉が、印象に残る。
ハル

ハルの感想・評価

3.4
切なすぎた。けれどアルツハイマーは身近に起きうる病だから恐怖と不安が押し寄せてきた。その先どうなるのか予想はつくけれど、終わり方がステキだった。前半は状況を掴むまで少し眠くなったけど、後半はドキュメンタリーのようにも感じた。シーンの切り替わりがスムーズで、音楽とか演出とかより映像がきれいだった。
lyla

lylaの感想・評価

3.0
アルツハイマーの妻を想う夫、妻のためになにをしたらいいのか、自分はどうすべきなのか。長年連れ添った夫婦のゆったりとした切ない話と思わせて…裏テーマでは男女の考え方割り切り方の違いを表していそう。
終わり方がいい。妻の入った施設の廊下の光の感じが好き。
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