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アウェイ・フロム・ハー 君を想うのharuのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

美しい夫婦愛を描いた映画かと思ったら、おや?

長年連れ添った妻がアルツハイマーに。自分を忘れていくのがつらい…
だけじゃないんですね、この映画。
何と奥さん、新しい恋人作っちゃった!
自分はもはや完全に忘れられ、全然知らない男とのイチャイチャを目の当たりにしなければならない夫。悲劇だ…
しかし夫がそんな妻に対して抱くのは悲しみだけではない。夫は妻に負い目があった。
冒頭羨ましいくらいラブラブな二人。新婚さんですか?レベルでアツアツなんで、てっきりダンナは妻ラブなのかと思いきや…過去にいろいろやんちゃしちゃったみたいで奥さんを悲しませていた模様。これは妻の復讐なのか?
オチがなかなかすごいですが、とりあえず女って怖い。たぶん今まで妻の我慢の上に夫は胡座をかいてきたんでしょう、何も気づかずに。そして今となってはすっかり許されたと勘違い。けど違った。その悲しみは消えてなかった。
愛はある。けど許せないこともある。女の怨みは恐ろしいのです。

ジュリー・クリスティが美しすぎる。こんなに完璧な美人、初めて見たかも知れない…!年を重ねてもその美しさは色褪せることはない。ほんとキレイな人だ。本物の女優さんだ。

愛とか結婚とかに夢見る世代にはオススメしません。
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