ジムキャリーとユアンマクレガー。
この2人が描く同性愛と、痛快で一途な“詐欺”ラブストーリー。
しかもこれ、実話ベースとか、信じられん。
自分の同性愛をひた隠して生きてきた人生を、、、正直に。
と、開き直って、円満に見えていた家族と別れを告げて、自分の人生を歩み始めるジムキャリー、スティーブン。
彼氏を作って人生を謳歌しようとするも、資金繰りで首が回らず、自分のIQの高さを武器にあの手この手の手口をひらめき、“詐欺”で財を成し始める。
が、それがバレて刑務所行き、、、が、そこで、“最愛の彼”と出会う、ユアンマクレガー、フィリップ。
「彼といる時間を少しでも多く、楽しく、“愛している”と伝えたくて。」
そのたった1つの願いと意思が、彼の中に眠っている“詐欺”根性を開花させる。
その閃き、強かさ。
あれよあれよと抜け目をつけて、誰も傷つけないような手口で。
自分を早々と出所するように仕向け、次いで弁護士と偽ってフィリップを出所させ、企業の重役に抜擢され、その地位を活かして会社の金で裏金作り、2人の生活をセレブ化させ、、、。
彼にかかればちょちょいのちょいと言わんばかり。
それでもやはり足がついて、再び刑務所へ。
しかし、そこでもとんでもない方法でまた、、、、。
その全てがユアンマクレガー、フィリップに会いたいがために、全てを捧げる。
この一連の出来事。
まさに“事実は小説より奇なり”。こんな話があるのか。
オチも含めて、悪いことしてるんだけど、純粋と言うか、一途と言うか、七転び八起きというか。
もっと他の正しいことにその才覚を使えば、もっと別の道もあったかも知れないが、それでも、自分の欲望のままに生きるスティーブン。
何だか憎めないヤツ、スティーブン。
ジムキャリーとユアンマクレガーの魅力がとても活きていて、この2人だからこそ、悪さの中に、強かさや優しさや愛を感じられるような。
“素敵”と言って良いのかわからない。
だけど、本当の自分を曝け出し、自分の持てる頭脳と肉体の全てを“最愛の彼”に全振りした彼の半生、これはこれであっぱれ。
※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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