日本の球団にトレードされた米大リーガーがカルチャー・ギャップに直面する姿を描いた野球コメディ。
監督・製作はフレッド・スケピシ。
原題:Mr. Baseball
(1992、109分)
ニューヨーク・ヤンキースのスター選手ジャック・エリオット(トム・セレック)は成績不振などの理由で中日ドラゴンズへトレードされる。
訪日したジャックは"ミスター・ベースボール"と呼ばれるが、日本式のやり方に馴染めず、内山監督(高倉健)との仲は険悪になっていく…。
~他の登場人物~
①中日球団
・社長、中村 (穂積隆信)
・ジャックの担当通訳、西村洋次( 塩屋俊)
・助っ人外国人選手、マックス・デュボア(デニス・ヘイスバート):黒人。
②デザイナー、ヒロ子(高梨亜矢)
・祖父(浜村純)
・祖母(万代峰子)
・アシスタント(藤田朋子)
③その他
・ジャックのエージェント、ドク(ニコラス・カスコン)
①プロ野球選手がたくさん出ているので、往年のプロ野球ファンはそれだけでも嬉しいかも。
②未読だが「菊と刀」(既読)をイメージさせる「菊とバット」という比較文化論の本が話題になったことがある。
日本の野球とアメリカのベースボールは根本的に違うということだが、本作も野球をモチーフにアメリカの側から日本がどのように捉えられていたかの一端が分かる。
だが、本作の製作から30年以上経ち、日本の野球も人々の考え方も変化している。