あきしげ

フライト・オブ・フェニックスのあきしげのレビュー・感想・評価

3.0
不死鳥は砂漠のど真ん中に舞う。

良かった点。

・冒頭の砂嵐による輸送機の墜落シーン
・暴力で解決のデニス・クエイド
・クソ野郎のジョバンニ・リビシ
・壊れた輸送機から新たな飛行機の製作

悪かった点。

・全体的に緊張感が足りない
・他の登場人物にあまり意味がない
・紅一点のミランダ・オットーがいらない
・水と食糧不足なのにみんな元気

1965年公開の『飛べ!フェニックス』のリメイク作品。
オリジナルは未鑑賞だから比べようがない。
ただ、本作は達成感が味わえるので悪くない。

問題は途中で登場する遊牧民が蛇足。
ムリヤリねじ込みすぎて違和感があった。
だったら、砂嵐の方が良かったと思う。

本作は後にも先にもジョバンニ・リビシ。
みんな汗だくで作業する中、一人だけ背筋がピンとしていて、他のヤツらと違う雰囲気を出している。
特にデニス・クエイドとのやり取りが良い。
暴力の主人公、知力の好敵手という感じです。

意外にも楽しめるが、すぐに忘れる作品。
あきしげ

あきしげ