TOMJFK

人間の証明のTOMJFKのネタバレレビュー・内容・結末

人間の証明(1977年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

角川映画と松田優作。
1977年10月、人間の証明
1979年8月、蘇える金狼
1980年10月、野獣死すべし

それらの第1弾、人間の証明!
初めての企画で力作ではある。
ラストではハリウッドの大御所、ジョージ・ケネディを刺殺するとは!
このシーンは太陽にほえろ等、日本の刑事ドラマを彷彿とさせた。
それにしても三船敏郎や鶴田浩二らをはじめ豪華な出演陣。
その中で、本作の主役は岡田茉莉子と松田優作だ。
ニューヨークでの優作の英語披露も楽しめる。
全編、楽しめたし素晴らしい出来映えだと思うが、気に入らない箇所が幾つか。
まずはラスト近く、愛息の死でショックを受けている岡田茉莉子が、デザイン大賞を取り、優勝の弁を語るところが犯人の弁になっているところ。
これは不自然で、それまでの展開が良かっただけに残念だ。取調室で犯人の弁があったほうが自然だ。
もう一つは岡田茉莉子が訪ねてきた黒人息子を刺し殺すという基本展開。これは酷すぎる。
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