
りりかは美大で写真を専攻しているが最近は撮りたい被写体が見つからない。授業では昔に撮った同居人エナの写真を提出した。エナは心の調子を崩してここしばらくは部屋に引き篭っている。2人の過ごす時間はバラバラで、かつての親密さを失いつつあった。ある日、りりかは街を歩くエナの“分身”と出会う。家に帰るとここにもエナがいる。謎に誘われ、2人は夜の街に繰り出した。 分身をめぐる冒険は新たな出会いと別れを生み、気がつけば愛が対立する世界に来ている。遠ざかった人たちの写真やメッセージに囲まれながら、りりかは見失った愛をまた探しに行く。
大人への失望。親への憎悪。誰ともつながれない寂しさと疎外感。それぞれに闇を抱えながら、音楽を通じてつながりあう3人の中学生。夏休み、都会の片隅にある廃ビルの屋上に集っては、足りない何かを埋…
>>続きを読む四国山脈に隔たれた高知県。いまだダムのない暴れ川の異名をもつ四万十川。太平洋に流れ出るその川の流れと共に、生きてるものが死んでいて、死んでるものが生きてるかのような土地で老いた祖父と余命を…
>>続きを読む「あなたはわたしじゃない」 そう言って、あの人は私のまえからいなくなった。 あの晩、私は森の中で置き去りにされた。 獣のマスクをしたあの人は、私のお母さん、だったのだろうか? …
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