皿鉢小鉢てんりしんり

暁の出撃の皿鉢小鉢てんりしんりのレビュー・感想・評価

暁の出撃(1954年製作の映画)
3.5
水面を跳ねる爆弾やダムを爆破した時の爆発、水しぶきなどが明らかな合成で、別に映像表現の手法として“明らかな合成”がダメとは全く思わないが、これはお話の構造自体が、絶対不可能だと言われた作戦を、研究と実験と航空技術で可能にする、というところにカタルシスがあるように作ってるわけで、空軍に協力してもらって本物の空撮映像とか使いまくってリアリズムでやってきた映画が、その“可能にする”の部分で急に特撮になったら、やっぱり不可能じゃねえか!という印象が強まる一方ではないか……