GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

押井守版攻殻機動隊ということで、私はS.A.Cから入って後追いで観たのだけど、
オリエンタルな音楽や背景、少佐が自身の存在に揺れ動くものを感じていたり、随所でテイストが違って、これはこれで楽しめた。

当時はきっともの凄く新しい世界観だったろうし、水で躍動感を出してる格闘シーンに代表される名シーンも、鮮烈な印象を残す。
ただ、テレビシリーズ版の９課のチームプレイ感が好きなので、そういう面が無いのは少し残念だったかもしれない。

あと、これを観ると、「ゴーストが囁くわ」とか「ネットは広大だわ」とか、人形遣いに対し、傀儡廻しだったり、神山健治版SSSはかなり本作を意識していたんだなとわかって面白かった。
ネットの集合体が生み出したものが黒幕だったりっていうところまで似てるし。

それにしても、こちらはバトーの素子愛がこんなに露骨に出ているのね。