南森まち

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊の南森まちのレビュー・感想・評価

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)
4.7
総理直轄の防諜機関・公安9課。ある日破損したアンドロイドが運び込まれた事をきっかけに、9課メンバーと謎の組織の戦いが始まる…というお話。

いまや、「ネットは広大だわ」のネットミームや、『ハケンアニメ!』の「草薙素子」発言で有名かもしれない本作。

高度にサイボーグ化が進み、意識を入れる器「義体」がありふれた世界が舞台となる。
人間の脳に遠くから操られる義体は人間なのか?意識とは一体何なのか?魂はプログラムに過ぎないのか?
これらの問いに真っ向から向き合った、哲学的SFアクション名作。

今は時代が追いついて、「ネットは広大だわ」がしっくり来る時代になりました。

しかし本作は95年公開!製作時はもちろん、原作ご書かれた時はまだWindows95も発売されていない。
とんでもない時代にとんでもない作品ができていますね。世界中にファンが多いのもうなずける、時代を予測した名作でした。