映画鑑賞をしていく中で間違いなく転機を与えてくれた作品。
初めて劇場で観たのは学生時代で、その頃でも割と映画鑑賞本数自体は多く観ており、この作品も劇場のポスターを見て、「お!なんかかっこ良い!観てみるか!」ってノリで入ってみたのです…その結果…
「なんぢゃこりゃ?意味解らない…」でした。
設定が未来なのは分かる!でも「企業が?国家が?ネット?電脳?人形使い?ゴースト?囁かれても解からんよ…」挙げ句、「ネットは広大よ?」誰か説明してくれ〜!
ナニソレオイシイノ?
軽いパニックを起こしつつも、当時は「連続居座り鑑賞」が出来たので、劇場が閉まるまで鑑賞…結果は惨敗。
映画を観て初めて「理解出来ない」って事に出会ったのです。
原作コミックを買って読んでみても駄目でした…
その後も劇場に何度も足を運んだのですか、理解する事は出来ずに公開期間は終了してしまったのです。
例えるなら、「残された夏休みの宿題」と化してしまった本作…
リベンジを果たすのは「レンタルビデオ」が普及する数年後になってしまいました…
そして、その期間に学んだ事は「映画鑑賞の仕方」でした。
それまでの私は「ストーリーを追って楽しんで、感動して…」だったのですが、「考えながら、情報を組み立てながら観る」事、そして何より自分自身の「見聞を広げる事」を学びました。
それ以降、「理解出来無い事」は「不安に焦り嘆く事」から「学べばよい事」に変化していきました。
見聞を広げ、大人へのステップを与えてくれた本作に感謝!
そして本作に影響を受けた素晴らしい映画に出会える事に…
「映画の世界は広大だわ…」