kumada

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のkumadaのレビュー・感想・評価

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)
4.0
 GWの締めくくりは攻殻機動隊GHOST IN THE SHELLで。この作品が私にとっての攻殻機動隊の原点です。原作よりも硬派な雰囲気がお気に入り。もう何度も見てますが、現在でもこの映画(もちろん原作も)が扱うテーマは古びません。AI流行りの昨今、機械に意識(ghost)は宿るのかという問題設定はますます現実味を増してきています。90年代初頭にこのストーリを提起した士郎正宗には本当に脱帽です。電脳化・情報化されていても国家と民族は存在しているという世界観が物語を面白くしています。現実世界においても、グローバル化が叫ばれて久しいですが、国家と民族は相変わらず消滅することなく残ることでしょう。そう私のゴーストが呟くのです(笑)。

【2023/6/9】追記。ChatGPTのリリース以降さまざまな大規模言語モデル(Large Language Model:LLM)が作られています。大規模な言語データやプログラミングコードを用いて訓練されたモデルに意識は宿るのか?そう、時代は「Ghost in the LLM」であります(笑)。
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