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医の倫理と戦争
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医の倫理と戦争の作品紹介

医の倫理と戦争のあらすじ

現在の⽇本の医療現場が抱える様々な問題の根底には、第⼆次世界⼤戦における医療関係者による戦争犯罪への加担と、その隠蔽という事実がある。⽯井四郎が率いた「731部隊」に所属する医師たちは、中国⼈への⼈体実験を繰り返し、敗戦後その事実を隠蔽しただけでなく、⼈体実験で得た“ 知⾒” を⾃らの功績にかえ、戦後⽇本の医学界の中⼼に上り詰めた。そうした負の歴史と向き合い、「医の倫理」を掲げて戦争反対の声を上げ続ける医療関係者たちがいる。731部隊の真実を追いながら、現在の医療現場が抱える様々な問題に取り組む医療関係者たちの今を取材した。

医の倫理と戦争の監督

山本草介

原題
公式サイト
https://inorinri.wordpress.com/
製作年
2025年
製作国・地域
日本
上映時間
77分
ジャンル
ドキュメンタリー
配給会社
シグロ

『医の倫理と戦争』に投稿された感想・評価

pherim
3.8
法が人権を踏みにじる時、医師はどう立つべきか。

731部隊と現代医学会の連なり。人体実験用の丸太(捕虜)供給模様と、患者切り捨てや閉鎖病棟の虐待など今日的課題が連環しゆく。

ベトナム戦争の枯葉剤や離島の基地新設と医の倫理とを貫く、現役医師の視座はひたすら新鮮。



『ヒポクラテスの盲点』https://x.com/pherim/status/1974092173940605425
『沖縄スパイ戦史』https://x.com/pherim/status/1021022625114480641
4.2
そもそも医療者の役割は平和の促進と維持。人の命を救うためには戦争が起きる前に起こらないように働きかけなければいけない、不条理や非人道的な政治や法ならば抗わなくてはいけない。
とても理解したけれど、医療者として目の前の人のためにできることを考えるだけでも精一杯だと思った。
伊藤先生も40代くらいまでは忙しくてそれどころではなかったとおっしゃっていて少しホッとしてしまった。
忙しいことを理由に何も行動しないのも違うとは思うけれど日本の歴史や政治や現状を知らないまま医療従事者として過ごすのはもっと怖いことだと思った。
今戦争に向かいつつある日本にとってこの作品は今必要で若者にこそ観てもらう必要がある作品だと思った。

731部隊をはじめとして慰安婦問題、虐待や緩和医療の問題など日本の医療における問題は昔から現在にわたって多岐に渡っていることがよくわかった。
問題が詰め込まれ過ぎていだけれど77分の映画にまとまっていたのがすごい。
全てそれは医の倫理という言葉で表現できるが、さらに戦争がその倫理を簡単に脅かしてしまう可能性があると謳っている。
タイトルもとても秀逸だと思った。

ナチスも同じ、家庭で良き父であり根からの悪魔でないとしても、人間ではなくただの研究材料、丸太と思わせてしまう恐怖。
国にとって必要と言われ、やるしかない立場に追いやられると、抗いたい気持ちも罪の意識も無くなって慣れてしまうということの恐怖。
山本監督が貴重な動画を入れ込んでくれてとても恐怖を感じた。

初日に鑑賞できてトークショーも聞けて良かった。
簡単に答えの出る問題はなく感じ方もそれぞれだから質問という形でなく意見交換をしたら収拾がつかないだろうなと思ったら。
そして劇中あれだけ天羽さんが平和のために相手を思いやること、自分中心ではいけないって言ってたのに、トークショーでは質問せず自分語り、意見を押し付ける人がいてがっかり。自分が言いたいだけで場のことを考えられない。質問に変換して返答した伊藤さんや切り返した山上Pがかっこよかった。
とはいえ、広告媒体が新聞ではじっくり家で新聞を読めるような世代の人しか来ないので、若い世代には届かないと思った。
私はたまたま映画好きだから今作について知れたけれど、若い看護師に対しては看護師向けの雑誌、病棟に配られる広報誌とかナースグッズのカタログとかに載せた方がまだ見るんじゃないかなぁ…

戦争に向かう日本、それを防ごうと考える若い医療者は知る限り本当に周りにいない。そんな使命感を持って医療に従事できている人は少なすぎる。デモに参加する人数が少ないことを見て山本監督は驚いたと言っていたけど私は驚かなかった。
介護や医療は給料のためだけなら割に合わないことが多くてやらない人が多い。
やりがいを感じられるから身を削りながらもまだなんとかやっているような職業だから、相当使命感を持てる人でない限りはっきり言って自分が生きるので精一杯、休みの日は休みたい。
政治は介護や看護の待遇を良くするなんて口だけ、働いていても待遇が良くなったなんて実感は何もない。与えられた仕事以上のことを医療者としての使命感を持ってやろうなんて思える人は少ないよね、と思った。
業務の話だけでなく日本の医療史や現在の政治、医療について話せる場がもっとあれば意識が向く人はいるかもしれないなとは思った。どうしたら良いのかはわからないけどこの映画を観た以上は周りに話したり少しでもできることを考えたいと思った。
くるみざわしんさんが薦めていたので見たが、インタビューで出演していた。くるみざわさんの戯曲『マリアの賛歌』に登場するかにた婦人の家、城田すず子さんの生前の姿も見ることができた。8月15日の慰霊祭の映像もあり、いつか訪ねられたらと思った。
医療の現場で既に「棄民」が生まれている、という現状は心を留めて置きたい。